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2022年2月4日(金),オンライン会議システムを利用して(公社)砂防学会信越支部 砂防関係就職説明会を開催しました。オンラインシステムで各大学を結んで開催したこともあり、参加学生は20名(新潟大学8名・富山県立大学8名・信州大学4名)を過去最大でした。

国,県,民間を代表する以下の3名の講師にご講演いただきました。

国土交通省砂防計画課 企画係長 片山 一茂 様
新潟県土木部砂防係主査 茂原裕志 様
株式会社建設技術研究所:東京本社砂防部 清野 真義 様

講師の方からは,ご自身の経歴やキャリアパス,現在の職を選択した動機、それぞれの職種の特徴,これまでに取り組んできた業務,現在抱えている課題といったお話しをしていただきました。参加学生からは,砂防事業における国・県・民間企業の連携の仕方,災害のメカニズム,就職にあたっての取り組むべき事,社会で求められている人材像などの質問が寄せられ,講師の皆さんからは、それぞれのご経験を踏まえた回答をいただきました。学生にとって砂防に関わる仕事について理解を深めることができる貴重な機会となったと思います。

お忙しい中ご講演いただいた講師の皆様,参加いただいた学生の皆さん,ありがとうございました!

 

2021年11月10日,(公社)砂防学会信越支部と(公社)日本地すべり学会新潟支部は(公社)日本地すべり学会中部支部と共催で合同現地見学会を実施しました。

見学会・検討会には30名が参加し,まず「糸魚川市ふれあいセンター ビーチホールまがたま」において,挨拶に引き続き,感染防止対策等の諸注意,配付資料に基づいて現地の地形地質等の概要,令和3年の災害状況,ソフト・ハード対策,観測状況等の説明と質疑応答が行われました。その後,2021年3月3日に地すべり災害が発生した糸魚川市来海沢の船浦山北西斜面にバスで移動し,地すべりの下部(標高400m付近)から滑落崖(標高510m付近)までの土砂移動状況や監視状況等を見学しました。その後,バスで標高300m付近に設置された杭打工を見学した後,来海沢地区の西川橋(標高210m付近)で大型土のうやブロック,警報システム等のハード・ソフト対策の整備状況を見学しました。

開催地である新潟県をはじめ,見学会開催に多大なご協力を頂きました皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

写真1 頭部滑落崖(右岸側)

 

 

 

 

 

写真2 頭部滑落崖(左岸側)

 

 

 

 

 

写真3 土留工(ブロック)

 

 

 

 

 

写真4 大型土のう(来海沢地区西川橋)

 

 

砂防学会信越支部では,岡谷市川岸東で今年8月に発生した土砂災害を受けて,長野県砂防課および諏訪建設事務所のご協力を得て現地調査を行いました。
2021年11月8日,平松晋也支部長を団長とする12名で,岡谷市川岸東の2渓流(中大久保・大久保)の調査と,土砂や流木を捕捉した本沢川砂防堰堤および小田井沢4号砂防堰堤の視察を行いました。
調査後,釜口水門管理事務所会議室において,調査を振り返るとともに災害報告に向けた打ち合わせを行い,JR岡谷駅で解散しました。
長野県砂防課および諏訪建設事務所の皆様には,資料提供や現地のご案内,会議室のご手配等大変お世話になり,ありがとうございました。
調査結果はHP等で改めて報告する予定です。

中央自動車道のボックスカルバートに残る土砂流出の痕跡(中大久保)
崩壊の頭部(中大久保)
崩壊の頭部(大久保)
小田井沢4号砂防堰堤(H21竣工)

2021年10月26日(火),(公社)砂防学会信越支部 令和3(2021)年度砂防講習会をオンラインで開催しました。

冒頭,信越支部 平松晋也支部長による挨拶に引き続き,講習会の趣旨説明,支部管内土砂災害についての説明が行われました。その後,国土交通省北陸地方整備局 立山砂防事務所 調査課長 川合 康之 様を講師として,「平成29年7月九州北部豪雨による土砂災害と対応」と題して講演が行われました。

講演では,もとに,まず流域の地形地質や当時の気象概要,被災状況とその特徴についてご説明いただきました。さらに,事業の計画と推移,現地の状況に対応した土砂・流木対策の考え方,砂防計画,応急復旧についてお話しいただき,災害後の土砂移動モニタリングの取り組みについてもお話しいただきました。
講演では90名(砂防学会員46名,非会員44名)が受講され,講師の川合様が当時九州北部豪雨復興出張所において地域防災調整官として対応されたご経験を直接学ぶことができる貴重な機会となりました。

お忙しい中ご講演いただいた講師の川合様,参加いただいた皆様,ありがとうございました!

砂防学会では,砂防に関する豊富な経験、高度な専門的知識・能力と高い倫理観を有する砂防技術者を育成,認定するために,『砂防・急傾斜管理技術者資格試験』を平成27年度より実施しています。
昨年度は新型コロナウイルスの感染拡大および政府による緊急事態宣言の発令のため残念ながら中止となりましたが,今年度は長野会場でも無事に開催することができました。
開催にご協力を頂いた信越支部の皆様と,感染防止にご協力くださった受験者の皆様に,心より感謝申し上げます。

  • 砂防・急傾斜管理技術者試験(一次試験)
    日程:2021年8月29日(日)
    会場:長野市生涯学習センター3階 第5学習室
    受験:6名

砂防・急傾斜管理技術者資格制度

令和3年10月吉日
会員各位

(公社)砂防学会信越支部
支部長 平松 晋也

(公社)砂防学会信越支部 令和3(2021)年度砂防講習会のご案内

平素より学会活動にご協力を賜り,心より感謝申し上げます。(公社)砂防学会信越支部では,令和3(2021)年度砂防講習会を下記のとおり開催いたします。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

  1. 日時 令和3(2021)年10月26日(火)15時から16時30分
    15:00 ~ 15:10 開会,支部長挨拶,趣旨説明,令和3年支部管内土砂災害について
    15:10 ~ 16:10 講演
    16:10 ~ 16:30 質疑応答,閉会
  2. 講師 国土交通省北陸地方整備局 立山砂防事務所 調査課長 川合 康之 氏
    (前 九州地方整備局筑後川河川事務所九州北部豪雨復興出張所 地域防災調整官)
  3. 演題 「平成29年7月九州北部豪雨による土砂災害と対応」
  4. 会場 オンライン(Microsoft teams)
  5. 主催 (公社)砂防学会信越支部 共催(公社)日本地すべり学会中部支部
  6. CPD=1.50(JCCA 建設コンサルタンツ協会),聴講無料
    開催日の講習時間にのみ聴講できるライブ配信による講習です。
    受講証明書が必要な方は,お一人様1台のパソコン等で視聴し,表示名は参加者ご氏名として下さい。受講確認が取れた方に受講証明書を配布させていただきます。
  7. 申込 下記ページで氏名,所属,E-mail,支部会員/非会員,CPD受講証明の要否を記入してお申し込み下さい。申込受付後,URLをご案内いたします。
    https://forms.gle/uCJatHwVAGeoByBx9
  8. 締め切り 2021年10月24日(日)17時
  9. 問合せ先 (公社)砂防学会信越支部 運営委員 福山泰治郎(信州大学農学部)
    E-mail tjrfkym@shinshu-u.ac.jp

以上

令和3年度の総会につきまして,皆様にご参加をお願いしたいところではございますが,新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため,最低限の人数(運営委員)での実施とし,議案については書面表決にて決議することといたしました。
つきましては,本ホームページ掲載の「議案書」をご確認いただき,「書面表決書」を5月27日(木)12時までに支部事務局までご提出くださいますようお願いいたします。

砂防学会信越支部総会の開催について

議案書

書面表決書

2020年1月15日(水),長野市生涯学習センター3階第2学習室において,(公社)砂防学会信越支部 砂防関係就職説明会を開催しました。

4名の講師により,ご自身の経歴やキャリアパス,砂防分野に関心をもったきっかけ,現在のトピックや課題,取り組んでいる業務,就職に向けて大切なこと,といったお話しをしていただきました。参加学生(3名:信州大学農学部)からは,砂防分野の中で現職を選んだ経緯や,異動や海外勤務に関する質問が寄せられ,講師の皆さんはご経験を踏まえて丁寧に答えて下さいました。説明会終了後には懇親会が開催され,学生にとって直接お話を聞ける貴重な機会となりました。

お忙しい中ご講演いただいた講師の皆様,参加いただいた学生の皆さん,ありがとうございました!

国土交通省北陸地方整備局 松本砂防事務所所長 石田 孝司 様

国土交通省北陸地方整備局 松本砂防事務所 調査課 山田 啄也 様

(株)建設技術研究所 東京本社砂防部 清野 真義 様

長野県建設部砂防課 砂防係担当係長 北原 誠 様

2019年10月12日から13日にかけて,台風19号にともなって静岡県や新潟県,関東甲信地方,東北地方を中心に広い範囲で記録的な大雨となり,記録的かつ激甚な被害を発生させました。被害に遭われた方々に謹んでお見舞い申し上げますとともに,一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

長野県でも東信・北信地域を中心に河川氾濫,土砂氾濫,土石流,崩壊などが多数発生しました。砂防学会信越支部では12月12日,日本地すべり学会中部支部と合同で,平松晋也支部長はじめ13名で山地災害や土石流災害の最も多かった東信地域(長野県南佐久郡佐久穂町周辺)を対象として緊急調査を実施しました。本災害調査の詳細は,砂防学会誌に災害報告として公表する予定です。長野県砂防課をはじめ,ご協力を頂いた皆様に感謝申し上げます。

小久保地区(佐久穂町大日向・中古生層)

小久保地区(佐久穂町大日向・中古生層)

高山地区(佐久穂町大日向・中古生層)

高山地区(佐久穂町大日向・中古生層)

漆入沢地区(佐久穂町古谷・中古生層)

漆入沢地区(佐久穂町古谷・中古生層)

曽原地区(佐久穂町平林・第三紀層)

曽原地区(佐久穂町平林・第三紀層)

砂防学会信越支部では,台風19号豪雨災害を受けて平松晋也支部長(信州大学)を団長とする土砂災害緊急調査団を組織し,2019年12月12日に長野県佐久穂町・佐久市において(公社)日本地すべり学会中部支部と合同で台風19号豪雨災害調査を実施する予定です。