第11回土砂災害に関するシンポジウムの開催と論文募集
集中豪雨や地震の発生増加に伴い甚大な土砂災害が頻発しています。特に,最近は,2016年熊本地震,2017年九州北部豪雨災害,2018年西日本豪雨災害,北海道胆振東部地震,2019年台風19号災害,2020年九州豪雨災害,そして2021年熱海市土砂災害など,激甚な豪雨・地震災害が毎年のように発生しており,しかも人的被害の多くは土砂災害に起因したものです。
このような状況の中,ハード・ソフト両面からの対策が推し進められていますが,前者は時間的にも経済的にも限界があるため,土砂災害の危険性のある区域の明示や警戒避難体制の整備などソフト対策の一層の充実が叫ばれており,土砂災害の予知・予測の精度向上が急務となっています。
土木学会西部支部では,2002年度から,「土砂災害に関するシンポジウム」を隔年で開催し,砂防,地盤,河川,道路,水文・気象,地形・地質,自然災害科学など広範な分野からの参加を募り,学際的見地から発表・討議を行って参りました。2022年度におきましても,広範な分野からの参加を募りシンポジウムを開催することとしました。奮ってご投稿,ご参加くださいますようご案内申し上げます。
記
● 主 催 (公社)土木学会西部支部
● 後 援 (公社)砂防学会,(公社)地盤工学会,(公社)日本地すべり学会,(一社)日本応用地質学会,(一社)水文・水資源学会,日本自然災害学会,(公社)日本技術士会九州本部,(一社)建設コンサルタンツ協会九州支部
● 開催期日 2022年8月30日(火),31日(水)
● 開催場所 熊本大学工学部百周年記念館(現時点では対面方式の開催を想定していますが,新型コロナウイルスの感染状況によっては他の開催方式も検討する予定です)
● 実行委員長 熊本大学教授 椋木俊文
● 論文投稿締切 2022年5月30日(月),査読結果の通知 6月27日(月)~7月8日(金)
● 論文投稿料 無 料
● 参加費 6,000円(会員,非会員を問いません。論文集代2,000円を含みます。)
● 論文課題:
① 豪雨・地震・火山噴火に起因して発生した崩壊,土石流,泥流,地すべり,天然ダム等に関する調査研究
② 斜面の監視システム,モニタリング技術に関する調査研究
③ 土砂災害の警戒避難,情報伝達,危機管理などソフト対策に関する調査研究
④ 土砂災害を引き起こした豪雨の気象特性に関する調査研究
⑤ 砂防えん堤などのハード対策に関する調査研究
⑥ 土砂・流木の生産・流出・氾濫および河道閉塞に関する調査研究
⑦ 土砂・流木の侵食・流動・堆積に関する調査研究
⑧ 土砂・洪水氾濫に関する調査研究
⑨ 土砂災害,流木災害の数値シミュレーションに関する研究
⑩ ダム堆砂,流域の土砂動態,総合土砂管理に関する調査研究
⑪ その他,土砂災害と水害が混在した複合災害などに関する調査研究
● 論文体裁 「土砂災害に関するシンポジウム」ホームページに掲載しています。
● 査 読 全文査読を行います(使用言語:日本語もしくは英語)。
● 発表形式 口頭発表(使用言語:日本語もしくは英語)。
● 論文投稿方法 以下のURLにアクセスし,論文投稿願います。
https://www.ac-research.jp/jsce/sediment_disaster/
● 問合せ先 鳥取大学 三輪 浩(E-mail:miwa-h@tottori-u.ac.jp)または
鹿児島大学 酒匂一成(E-mail:sako@oce.kagoshima-u.ac.jp)
森林総合研究所 鈴木拓郎(E-mail:takurosuzuki@ffpri.affrc.go.jp)
● 参加方法,プログラムなど 「土砂災害に関するシンポジウム」ホームページに掲載予定。
● 「土砂災害に関するシンポジウム」ホームページ http://committees.jsce.or.jp/seibu_s01/