信越支部では,日本地すべり学会中部支部との共催で,10月4日(金)に富山県南砺市利賀村上百瀬地区で発生した山腹崩壊・土砂流出の災害地を対象に現地見学会を開催しました。現地見学終了後,富山県民会館において検討会を実施しました。
現地では平成29年1月16日に発生した土砂災害の跡地と対策状況を見学し,富山県の担当者から同地区で実施された災害関連緊急治山事業と災害関連緊急砂防事業について説明いただきました。検討会では,平松支部長からの開会挨拶につづき,
富山県土木部参事砂防課長 森田 耕司様より「富山県の砂防事業」
富山県農林水産部森林政策課課長 松井 俊成様より「富山県の治山事業」
の概要について紹介していただきました。その後,
「上百瀬地区の土砂災害の概要」(株式会社村尾地研調査部部長 野坂徹様)
「上百瀬地区における土砂災害監視システムについて」 (ダイチ株式会社技術部部長 矢野亨様)
「上百瀬地区の砂防事業の計画・設計について」(日本工営株式会社新潟支店北陸事務所砂防グループ課長補佐 窪寺洋介様)
のご発表をいただき,当地区で発生した土砂災害や対策について活発なディスカッションが行われました。現地見学会は42名,検討会は54名,意見交換会には43名の方が参加し,盛況のうちに見学会・検討会は終了しました。
開催地の富山県をはじめ,ご協力を頂いた皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。