令和3年度(公社)砂防学会研究発表会
「オンライン大会」実行委員会
実行委員長・砂防学会長 藤田 正治
令和3年度砂防学会「オンライン大会」では,優れた調査研究を行い発表した若手学会員を対象として,その功績を称えるとともに,若手学会員の研究意欲の高揚と砂防に関する調査研究の進展を目的として,若手優秀発表賞を設けました。
ノミネートされた全78件の口頭ならびにポスター発表に対し,審査員による採点結果をもとに,最優秀発表者(各1名),優秀発表者(各2名),奨励賞(口頭発表4名,ポスター発表9名)を表彰することに決定しましたので,ここに報告いたします。受賞者の皆さんの益々のご活躍と研究の発展を祈念いたします。また参加して下さった若手学会員の皆さんと,採点にご協力頂いた審査員の皆さまに,この場をお借りして御礼申し上げます。
口頭発表
受賞者氏名(所属),発表番号,題目
最優秀発表賞
●原田大輔(国立研究開発法人土木研究所)
T1-4「多量の土砂を含む洪水氾濫流の特徴 -2019年五福谷川洪水を例に-」
優秀発表賞
●池本敦哉(群馬工業高等専門学校専攻科環境工学専攻)
R1-24「直方体構造物を迂回・越流する溶岩流の堆積形状に関する研究」
●清水彩香(一般財団法人砂防フロンティア整備推進機構)
R3-13「土砂災害を対象とした地区防災計画作成の技術的支援方策」
奨励賞
●嶋﨑諒子(京都大学工学部地球工学科)
R1-2「観測雨量による簡易湧水量推定モデルの構築とそれを用いた土砂災害発生危険度の検討」
●渡部春樹(日本工営株式会社)
R1-12「横桟型シャッターと大暗渠堰堤の組み合わせによる遊砂地の土砂調節と流木捕捉」
●齋藤はるか(朝日航洋株式会社)
R1-26「火山対策における噴石の留意事項について」
●鈴木心(三重大学大学院)
R2-16「地球温暖化による強度低下を起因とした氷河湖決壊洪水の発生危険度評価」
ポスター発表
受賞者氏名(所属),発表番号,題目
最優秀発表賞
●柳井鴻太郎(京都大学農学研究科)
P1-96「山地斜面における不均質な土壌透水性分布が排水能力に及ぼす影響」
優秀発表賞
●長塚結花(八千代エンジニヤリング株式会社)
P1-33「鋼製砂防構造物の機能・性能の喪失現象に着目したフォルトツリーの検討」
●由永尚暉(鹿児島大学農学部)
P2-28「姶良カルデラ壁における地下水型崩壊発生の予測」
奨励賞
●河合貴之(国際航業株式会社)
P1-42「山地渓流の表面侵食・土砂移動調査におけるハンディ・レーザスキャナの活用 ~奈良県池郷川流域を事例として~」
●大盛泰我(中電技術コンサルタント株式会社)
P1-48「UAVを活用した砂防施設維持管理CIMモデルの一提案について」
●福田幹(京都大学農学研究科)
P1-52「解析雨量・降水短時間予報によるスネーク曲線の既往最大値を利用した土砂災害発生予測」
●高橋諒(株式会社オリエンタルコンサルタンツ)
P1-73「地流木対策施設における捕捉状況に関する一考察」
●寺山祐司(京都大学農学部)
P1-92「亀裂のある山体基岩の模型実験による不飽和水文特性の測定」
●Shodai Inokoshi(東京農工大学大学院農学府)
P1-100「Estimating catchment scale evapotranspiration based on forest measurement using airborne LiDAR」
●西脇彩人(国土技術政策総合研究所)
P2-8「豪雨時における土砂移動の実態把握のための高精度な土砂収支図作成の試み」
●笠原菜月(新潟大学)
P2-14「トルコ共和国黒海沿岸地域における崩壊の研究 ~茶畑では崩壊が発生しやすいのか~」
●青柳昌憲(京都大学大学院農学研究科)
P2-72「住宅地へ流入する土石流渓流における災害リスクの評価方法の検討」