平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震土砂災害に関する砂防学会緊急調査団の派遣

平成20年6月19日

(社)砂防学会研究開発部会長 寺田 秀樹

2008年6月14日午前8時43分頃に岩手県内陸南部で発生した岩手・宮城内陸地震(M7.2)により,震源域である栗駒山周辺においては大規模な斜面崩壊、土石流、地すべり等による甚大な土砂災害が発生している。山体崩壊に匹敵するような大規模斜面崩壊が発生しているほか,斜面崩壊から流動化した土石流が温泉施設を破壊し,7人が生き埋めになった。(社)砂防学会では,このような土砂災害を生じた斜面崩壊、土石流、地すべりなどの土砂移動現象について,発生からその後の二次移動まで含め実態を把握し土砂災害の特徴を明らかにする目的で,砂防学会緊急調査団を構成し派遣することにした。


調査団構成
団長 岩手大学農学部准教授 井良沢道也
    岩手県立大学総合政策学部准教授 牛山素行
    新潟大学農学部教授 川邉洋
    京都大学防災研究所教授 藤田正治
    立命館大学理工学部教授 里深好文
    (独)土木研究所 内田太郎
    (財)砂防地すべり技術センター 池田暁彦

調査日程
 2008年6月21日(土),21日(日)(必要に応じ、その後追加調査)


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