平成17年台風14号による土砂災害に関する調査団の構成と派遣について(第一報)

平成17年9月9日

(社)砂防学会研究開発部会

 平成17年9月4日から7日にかけて台風14号は大型で強い勢力のまま九州に上陸し、前線の活発化により記録的な豪雨を各地にもたらした。台風14号による総雨量(4日午前0時〜8日午前9時)は、宮崎県日之影町で1201ミリを記録するなど、平年の1カ月分の降水量の倍以上降った所が14地点もあった。このため、全国で土砂災害が85件(土石流23件、がけ崩れ60件、地すべり2件)が発生し、人的被害24名(死者15人、行方不明者7人、負傷者2人)、家屋損壊数69戸(全壊23戸、半壊19戸、一部損壊27戸)の大きな被害をもたらした(平成17年9月8日午前8時現在 国土交通省砂防部調べ)。
 このようなことから(社)砂防学会では,この豪雨で生じた土石流やがけ崩れなどの土砂災害の実態把握とその特徴を明らかにする目的で,特に土砂災害で大きな被害の発生した九州・中国・四国地方において、砂防学会調査団(台風14号による土砂災害調査団(仮称))を構成し派遣することにした。第一回目は9月10日に鹿児島県垂水市を調査することとし、今後順次、災害発生地を調査することとします。



1.名称
平成17年台風14号による土砂災害に関する調査団(仮称)

2.団員構成

現状では団員の構成が確定していませんが、確定され次第連絡します。

団長    谷口義信  宮崎大学農学部 教授
団員    宮崎大学、鹿児島大学、九州大学、広島大学、高知大学などを中心とする砂防学会に所属する研究者


3.日程
現地調査日程:9月10日(土)
調査場所:鹿児島県垂水市

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