福岡県西方沖地震による土砂災害に関する調査団の構成と派遣について

平成17年3月31日

(社)砂防学会研究開発部会長 土屋 智
 平成17年3月20日10時53分,福岡県沖玄界島付近を震源とするマグニチュード(M)7.0 (気象庁暫定値,震源深さ約10km)の地震が発生し,福岡県で死者1人,負傷者724人のほか約800棟の住宅に被害を与えた。被害が集中した福岡市西区玄界島では,住宅173棟が全半壊し,島民約700人が島外へ避難を続けている。これにより被災地では,降雨時の二次的な土砂災害の発生が懸念されるほか,玄界島中央部の山頂付近には亀裂があることも判明している。
 このようなことから(社)砂防学会では,この地震で生じた斜面崩壊などの土砂災害の実態把握とその特徴を明らかにする目的で,砂防学会調査団(福岡県西方沖地震土砂災害調査団(仮称))を構成し派遣することにした。


1.名称
福岡県西方沖地震土砂災害調査団

2.団員構成

団長  大村 寛  九州大学農学研究院 教授
副団長 久保田哲也 九州大学農学研究院 助教授
団員  海堀正博  広島大学総合科学部 助教授
     清水収   宮崎大学農学部   助教授
     地頭園隆  鹿児島大学農学部  助教授
     落合博貴  (独法)森林総合研究所水土保全研究領域治山研究室長
     内田太郎  国土技術政策総合研究所危機管理技術研究センター 研究官
     石井靖雄  (独法)土木研究所土砂管理研究グループ 主任研究員
     安田勇次  砂防・地すべりセンター研究所 上席研究員


3.日程
現地調査日程:4月12日〜13日

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