平成16年新潟県中越地震土砂災害砂防学会調査団についての構成と派遣について
平成16年11月1日
（社）砂防学会研究開発部会長 土屋 智
2004年10月23日17時56分に新潟県中越地方において発生したM6.8の新潟県中越地震では，長岡市，小千谷市，山古志村，川口町等を中心に甚大な地震災害が発生した。この地震では，地震加速度は 1000ガルを超え，最大2515ガル（川口観測点）を記録するなど，その後も震度６強の余震を複数回観測した。このため，山古志村では，村内の至る所で斜面崩壊が発生し，道路などのライフラインが寸断されたため，全村避難の継続を余儀なくされた。村内を流下する芋川は，数カ所で天然ダムを形成し，降雨時には決壊や土石流の発生を想定せざるを得ない状況がみられる。（社）砂防学会では，このような地震災害を生じた斜面崩壊や地すべりなどの土砂移動について，発生からその後の二次移動まで含め実態を把握し，今回の地震にともなう土砂災害の特徴を明らかにする目的で，砂防学会調査団を構成し派遣することにした。
１．名称
平成16年新潟県中越地震土砂災害砂防学会調査団
２．団員構成
団長 川邉 洋 新潟大学農学部 教授
副団長 丸井英明 新潟大学積雪災害センター 教授
団員 土屋 智 静岡大学農学部 教授
北原 曜 信州大学農学部 教授
渡辺直喜 新潟大学積雪地域災害研究センター 講師
権田 豊 新潟大学農学部 助手
執印康裕 東京大学大学院農学生命科学研究科
小山内信智 国総研 危機管理技術研究センター
笹原克夫 （独法）土木研究所土砂管理研究グループ
中村良光 砂防・地すべり技術センター
井上公夫 日本工営（株）事業統括部副技師長
小川紀一郎 アジア航測（株）新砂防プロジェクトマネージャー
３．日程
現地調査日程：11月中旬以降
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