平成16年台風10号にともなう徳島豪雨土砂災害に関する調査団の構成と派遣について
(社)砂防学会研究開発部会長 土屋 智
平成16年7月30日からの台風10号及びその後の豪雨により,徳島県南部を中心に床上浸水,家屋の倒壊等の災害が発生し,上那賀町,木沢村に災害救助法が適用された。(社)砂防学会では,この豪雨災害の一翼となった斜面崩壊や地すべり,土石流などによる土砂災害の実態把握とその特徴を明らかにする目的で,砂防学会調査団(平成16年台風10号にともなう徳島豪雨土砂災害調査団(仮称))を構成し派遣することにした(平成16年8月16日)。
1.名称
平成16年台風10号にともなう徳島豪雨土砂災害砂防学会調査団
2.団員構成
団長 日浦啓全 高知大学農学部 教授
副団長 海堀正博 広島大学総合科学部 助教授
団員 末峯 章 京都大学防災研究所徳島地すべり観測所 助教授
松村和樹 京都府立大学農学部 助教授
平松晋也 高知大学農学部 助教授
藤田正治 京都大学防災研究所 助教授
里深好文 京都大学農学研究科 助教授
堤 大三 京都大学防災研究所 助手
3.調査日程
8月21-22日
4.経過報告
9月20日現在まで,以下の地域について現地調査を実施している。
8月21日(土) 上那賀町白石地区、木沢村阿津江地区
8月22日(日) 木沢村阿津江地区、木頭村・上那賀町海川地区
9月4日(土) 木沢村符殿地区、上沢谷地区、小畠地区
9月5日(日) 木沢村大用知地区、加州地区、阿津江地区
9月6日(月) 木沢村上沢谷地区、小畠地区
なお,上記の各地区における土砂災害状況および調査によって明らかになった事項については(社)砂防学会誌(57巻,4号)に掲載する予定である。
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