平成21年度 砂防学会 現地検討会のお知らせ
「雲仙普賢岳噴火後の火山砂防事業の展開」(仮題)
(社)砂防学会 事業部会
開催主旨
平成2年11月に始まった雲仙普賢岳の噴火活動は平成7年に一連の溶岩噴出が停止して終息しました。その間に約9400回の火砕流が発生し,厚い火砕流堆積物は降雨時に浸食されて50回以上の土石流が発生しました。噴火中には土石流から下流地域を守るため,緊急・応急砂防工事が進められ,さらに噴火後も発生が続く土石流に対して,水無川,中尾川砂防基本計画が策定されて,恒久的な施設整備が進められています。噴火終息後15年を経た現在,火山砂防事業が地域の安全確保と復興に果たした役割は絶大なものです。
本年度の現地検討会では,このような雲仙普賢岳の噴火・土石流災害を回顧し,火山砂防事業が果たした役割を広く学会員に知ってもらうことで,火山砂防に対する理解を深めることを目指しています。
- 日程
平成21年11月24日(火) 9:00〜15:00
- 場所
長崎県島原市(水無川,中尾川)
- 行程(案)
学会でレンタカーを借り上げて分乗します。
島原鉄道島原駅前(現地集合)→中尾川(千本木)→垂木台地(環境省ビジターセンター)→水無川(砂防施設群,火砕流堆積物など)→大野木場砂防みらい館→道の駅みずなし本陣ふかえ(土石流災害遺構)→島原駅解散(希望者は長崎空港までレンタカー同乗可)
- 募集人員
20名程度(定員になり次第締め切ります)
- 参加費
6,000円程度(資料コピー代,レンタカー代等)
前日宿泊は各自,弁当持参
- 協力(予定)
国土交通省雲仙復興事務所,(財)砂防・地すべり技術センター
- 参加申込
EメールまたはFAXにて平成21年11月 日( )までに氏名、連絡先(住所、メールアドレス、電話番号、FAX番号)をご記入の上、下記にお申し込み下さい。
(財)砂防・地すべり技術センター 総合防災部 安養寺 信夫(事業部会幹事)
TEL:03−5276−3273,FAX:03−5276−3393
Eメール:nobanyoji@stc.or.jp
このシンポジウムは技術士CPDの対象となる予定です。
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