特集「土砂災害警戒避難体制とその支援システム」に関する原稿募集について

砂防学会誌 編集委員会

砂防学で扱う調査研究は近年ますます広い範囲にわたり、毎号多岐にわたる分野の研究、調査等の成果が掲載されています。一方、平成14年度以降の砂防学会研究発表会ではテーマ別セッションが行われており、その時の発表原稿の中には論文等としてとりまとめれば読者にとって有益と思われる内容が多くみられます。このような、特定のテーマについて、最新の研究成果をまとめて掲載することは、その分野に関する最新の研究の全体像を理解できるばかりでなく、今後の研究の課題や方向を知る上でも有益であると判断されます。そこで、編集委員会では年間に発行している砂防学会誌全6号のうち1〜2号程度を特集号とし、その掲載論文等を募集することになりました。
さて、第一回目の特集のテーマは「土砂災害警戒避難体制とその支援システム」です。近年の土砂災害による死者・行方不明者は依然として減少する傾向が見られません。また、死者・行方不明者に占める高齢者の割合が高くなるなどの新たな課題も生じています。このためこれまで以上に土砂災害の警戒避難体制を強化することにより、<災害に賢く生きる>地域づくりを目指していく必要があると考えられます。この課題に関しては多くの研究者や機関で検討され、気象・水文現象と土砂災害現象との関係解明から、土砂災害警戒情報に関する事項、住民意識の向上と防災活動、そして各種防災支援システムの開発まで、その技術の進展は著しいものがあります。そこで、本誌では「土砂災害警戒避難体制とその支援システム」に関して多くの会員の皆様からの積極的な投稿をお願いする次第です。

□ 募集原稿の種別:論文、研究ノート、報文、技術ノート、総説
□ 原稿投稿締切:2007年9月30日(日)
□ 執筆要領等:学会誌60巻1号における「投稿規定」および「執筆要領」による
□ 発刊予定:第60巻6号(2008年3月発刊予定)
□ その他:学会誌投稿票のJその他の欄に、『特集:「土砂災害警戒避難体制とその支援システム」』とお書き下さい。
□ 注意:発刊予定号の入稿期限までに原稿が掲載可とならない場合は、特集号発刊後の別号に掲載されることとなります。


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