第39回(社)砂防学会シンポジウムの案内
第39回(社)砂防学会シンポジウム実行委員会事務局
1.テーマ
砂防・治山施設の機能・効果と管理のあり方を考える
2.目的
近年,砂防・治山施設における技術開発は著しく,様々な構造・材料からなる施設の整備が進められています。構造としては,土石流の捕捉や山脚固定に効果的である不透過型えん堤に加え,出水時には土砂を一時的に貯留し,平常時には土砂を流す,流砂系を考慮した透過型えん堤が多くなってきています。そこには渓流の連続性や渓流中に生息する動植物の保全に対する配慮が窺えます。また,従来のコンクリート製えん堤に対し,鋼材の特性を活かし現地の地形や地質などに合わせた施工が可能となる各種の鋼製えん堤も増えてきています。
しかし,各々の施設が持つ機能を最大限に発揮させるには,施設が持つ効果や施設管理上の問題点を明確に把握した上で整備を進めていく必要があります。また,継続的に施設効果を発揮させていくために,必要な維持管理のあり方についても併せて検討していくことが重要とります。
このようなことから,砂防・治山施設に期待される機能とこれまでに実際に発揮してきた効果,併せて今後の必要な管理のあり方などについて幅広く議論するという目的で「砂防・治山施設の機能・効果と管理のあり方を考える」と題し,シンポジウムを開催します。
3.期日
平成19年10月18日(木)〜19日(金)
4.開催地
新潟県新潟市
5.会場
朱鷺メッセ スノーホール(新潟市中央区万代島6―1)
6.内容
平成19年10月18日(木)10時30分〜17時30分
特別講演,話題提供,パネルディスカッション,意見交換会(18時から)
平成19年10月19日(金)8時30分〜15時30分
現地見学会(新潟県中越地震で大きな被害にあった長岡市(旧山古志村)における被災後の砂防・治山施設の設置状況を見学する2コース
Aコース(新潟駅15時30分頃解散予定)
Bコース(越後湯沢駅15時頃解散予定)
7.実行委員会
・実行委員長
丸井英明(新潟大学災害復興科学センター防災部門教授)
・実行委員
川邉 洋(新潟大学農学部生産環境科学科教授)
権田 豊(新潟大学農学部生産環境科学科准教授)
石川芳治(東京農工大学大学院共生科学技術研究院
環境資源共生科学部門教授)
井良沢道也(岩手大学農学部共生環境課程准教授)
鈴木雅一(砂防学会専務理事・東京大学大学院農学生命科学研究科教授
西本晴男(国土交通省河川局砂防部砂防計画課火山・土石流対策官)
小山内信智(国土交通省国土技術政策総合研究所危機管理技術研究センター砂防研究室長)
田村圭司(独立行政法人土木研究所土砂管理研究グループ上席研究員)
落合博貴(独立行政法人森林総合研究所水土保全研究領域治山研究室長)
長井義樹(国土交通省北陸地方整備局湯沢砂防事務所長)
山本 悟(国土交通省北陸地方整備局河川部建設専門官)
津脇晋嗣(林野庁関東森林管理局森林整備部治山課長)
奥野 賢(新潟県土木部砂防課長)
深海義郎(新潟県農林水産部治山課長)
下田義文(八千代エンジニアリング(株)代表取締役社長)
8.問い合わせ先
〒950―8570
新潟市中央区新光町4番1号新潟県土木部砂防課
第39回(社)砂防学会シンポジウム実行委員会事務局
担当 小泉,深田
電話 025―280―5853(直通)
Fax 025―285―9724
E―mail ngt080090@pref.niigata.lg.jp
社団法人 砂防学会
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-7-4 砂防会館別館3F
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